04日目② カプチン派のカタコンベとモンデッロ観光(6/27)

今日の行程

14:30 パレルモ中心部クアトロカンテイから、徒歩でカプチン派のカタコンベへ

15:40    カプチン派のカタコンベ着(予定では15:00に着くはずでした)

16:30 タクシーでシチリア島の有名リゾート地 モンデッロへ

17:30 モンデッロ海水浴場

19:00 ホテル着

(サン・パオロ・パレス)

迷いながらたどり着いた「カプチン派のカタコンベ」で人生初の貴重な体験 

地球の歩き方の地図を見ながら、意外と順調にパレルモ旧市街の街歩きが出来ていることに味を占め?次はノルマン王宮からブラブラと街歩きをしながら、1.5㎞位西にあるカプチン派のカタコンベに行ってみることにした。

 

実はこのカタコンベ、キーボーが今回行きたかった場所の一つ。キーボーがまだ小さい頃、「世界で一番美しいミイラ:ロザリオちゃん」を紹介したテレビ番組を観て、その美しさとかわいらしさに衝撃を受け、「いつかシチリア島に行ってこの目でロザリオちゃんを見てみたい」と思っていたそうだ。

そしてついにその日がきたのであった。これがアグリジェントのオプションツアーに参加しなかった理由である。

 

地球の歩き方によると、カタコンベの平日午後の営業時間は15:00~17:00の2時間。

 

ヒョウヒョウ:「今、14:30だからブラブラ歩いていくと丁度15:00位に着くはずだよ。道も1本道のようだし~」

キーボー:「エーッ~ この暑い中、歩くのぉ?遠いんじゃない?」「本当に大丈夫ぅ?迷わないぃ?」

 

こんな会話をしながら地図を片手に歩いていくと、ノルマン王宮の横のルート上の道が工事中で車も人も通行止めになっており、カテドラルまで一旦戻り大きく迂回をしていく羽目となった。【→これが悪夢の始まりであった】

 

どこかで道を間違えたらしい。

太い道は次第に狭い道となり、そして薄暗い住宅街を通る。現在地がわからない!これは道を尋ねるしかない。ヒョウヒョウはヤバソウな人・怖そうな人は避け、優しそうな人に地図を見せてカタコンベの場所を指さしながら、「カプチン?」、「カタコンベ?」と単語を囁く。

 

現地の人は最初は「??」だったようだが、良い人で親切丁寧?に身振り手振りで「右だ・左だ・真っ直ぐだ」と教えてくれているに違いない。私たちを無視する人はいない!中にはメモ用紙に地図まで書いて教えてくれる人も・・・。

でも、ヒョウヒョウは「・・・・・・。グラッチェ」(汗)何言っているのかさっぱり・・・・。でも、身振り手振りの感じから大体の方角や、距離を感じ取ることができそうだ。キーボーはと見ると・・・・機嫌がどんどん悪くなっていく・・のがわかる。

カメラで景色など撮る余裕もなくなった。

 

何人位の現地の人に道を尋ねたであろうか?

約10人位人に訪ねて、ついに「カプチン派のカタコンベ」に到着したのであった。時計はすでに15:40。歩き初めて70分。直線距離にして約1kmを70分かけて歩いたことになる。

 

決して効率は良くないが、パレルモの人々のやさしさに十分すぎるほど触れることができ、日本人ツアー客がめったに通らないと思われる裏路地の生活道路を歩くことができた。

結果として、想い出に残るであろう珍道中となった。

 

苦労してやっとたどり着いた。カプチン派のカタコンベの詳細についてはこちら

http://en.wikipedia.org/wiki/Catacombe_dei_Cappuccini 

 

カプチン派ノカタコンベ 

 

インパクト大!ここに来たこと・ここで観たものは、一生忘れることはないでしょう!

8000体ものミイラが眠っているカプチン派の地下墓地、カタコンベ。本物のミイラとのご対面。こんな経験は他ではなかなかできないでしょう。

シチリアの修道院では修道僧の遺体は、簡単な布で包み砂岩製の地下室に埋葬されたそうです。

 

数あるミイラの中で奇跡的な美しさを保っているのが、1920年に2歳でなくなったロザリア・ロンバルトのミイラ。93年前に亡くなったとは思えないくらい、スヤスヤと眠っていました。(写真:左)

※カタコンベ内は写真撮影禁止でした。 

左の写真はパンフレット表紙のコピーです。

カタコンベを見学した後は気分一新 高級リゾート地モンデッロへ

カタコンベのタクシー乗り場で運転手さんと値段交渉。タクシーと運転手さんは上記カタコンベの写真に写っている白いタクシーと黒いTシャツを着たお兄さんでした。

 

英語が話せる運転手さんなので、お互い片言の英語で話す。イタリア語よりもやはり英語の方が少しは理解できる。パレルモのタクシーはメーターがついているもののほとんど事前交渉制とのこと。カタコンベからモンデッロまで片道約10㎞、往復約20㎞。カタコンベ→モンデッロ海水浴場(30~40分位の滞在)→パレルモのホテルまでで50ユーロポッキリで交渉成立。運転も上手で、色々と気が付く運転手さんでラッキーでした。クーラーも効いているし、イヤァ~、タクシーはやっぱり楽ですね!

 

モンデッロはパレルモから気軽にいけるリゾート地なので、日光浴や海水浴を楽しむ人で溢れていましたが、白砂で透明度もある綺麗なところでした。

海水浴のシーズンが終われば、透明度がさらに増してもっと静寂なんだろうなぁー。

ヒョウヒョウは、やはりカタコンベよりこういう風景がいろんな面で大好きです。

 

ホテル サン パオロ パレス

今日の歩数は18,658歩でした。