朝食をとりにレストランに向かう途中、私達はめったにない幸運に恵まれた。
なんとロッジのスタッフもめったに見ないという、大きな「バク」を見ることができた。
たまたま持っていたカメラで、その瞬間の証拠写真をとることができた。
どうやら当日、バグを見た人は私達以外にいないらしい。
それもそのはず、バクが森から現れて森に消えるまで1~2分の一瞬の出来事であった。
そういえば、私達の部屋名も「DANTA」(スペイン語でバク)だった。まさになんかの縁かも・・・。
ロッジスタッフから、「バクの写真をロッジの宣伝に使いたいので写真が欲しい」という依頼があった。まだ写真をメールしていないが、ほんの小さく写っているだけなので多分使えないと思うんだけど・・・。
ここはコルコバードのシレナ同様、桃源郷であった。
バクがでた瞬間の写真↓(ピントも確認しないでひたすら連写して撮った写真)
桃源郷からサラピキまでの移動時間は4時間。直線距離は近いが大きく回り道をして行かなければならないはずであった。
ところが加瀬さんがロッジのスタッフから得た情報によると、ごく最近サラピキまでの近道(新道)ができたとのこと。その道を使えばたった2時間位で行くことができるらしい。ただし、最近できた道なので道路標識などはまだ整備されていない。迷わなければ2時間、逆に迷うといつ着くかわからない。 ちょっとした賭けである。
加瀬さん:「僕も初めての道なんですけど、行ってみますか!」ということで、全員初めての道を通ってサラピキまで向かうこととなった。 2時間のショートカットは魅力がある。
途中で不安になったら、土地の人に「ディスクルペ~~」と言って道を確認しながら行こうという作戦。現地のことは現地の人に直接尋ねるのが一番。
威勢よくスタートしてみたものの・・・。
私達は30分後になぜか再びスタート地点に戻ってくることになった。なんと桃源郷の敷地を出る時点で、すでに「右折」と「左折」を間違えたらしい。ああ~~前途多難か・・・・。
再スタートをしてしばらく進むといやな感じの分かれ道!でも幸いポリスがいる。そのポリスに道を尋ねたら、「俺、つい最近サンホセから来たの!だからこの辺の地理はまったくわからない。ごめん。」 と・・・。このお巡りさん飛ばされちゃったのかな? それとも危険な都市部より安全な桃源郷での勤務を望んだのかもしれないなぁ。
こんな山奥で道間違えたらとんでもないことになるので、道を聞く場合は必ず「複数の土地っ子」に確認する作戦も採用した。
車に乗るとすぐ寝てしますヒョウヒョウだが、初めて通るという道 は不思議と寝られないものだ。
移動の写真はこれ↓
サラピキのラセルバロッジで昼食休憩をとった後、近くの散策路を歩いた。
この森はカエルが好む環境が整っているらしく、数種類のカエルが沢山 棲んでいるらしい。
アカメアマガエルは、日中は大きな葉の裏で寝ていることが多く。また、矢毒ガエルは湿った枯葉が堆積しているところを好むとのこと。
ここの森では可愛らしいけど毒を持つカエル達の他、フタユビナマケモノを3固体観察することができた。
アカメアマガエル
カエルやフタユビナマケモノをしばらく観察した後、多くの野鳥が見られるサラピキOTSに向った 。
ラ・セルバ・ビオロジカルステーションは世界40大学研究ポイントの一つで、本来は研究施設であるが、私達のような普通の観光客にも門を開けている。この辺はもともと農場地だったらしい。それを買い戻して森にしたのがこのOTSとのこと。
ここに棲む野鳥はコスタリカに棲む野鳥の約半分の500種という。今日からここに2連泊、いったい何に出逢えるかワクワクする。
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