03日目①　ナポリ・カプリ島　青の洞窟へ　(6/26)

さあ、今日は、今回の旅行のメインイベントの一つ『青の洞窟』観光だ。

抜けるような青空。ツアーのメンバーも『入れそうだね～』とニコニコ顔で集合場所に集まってくる。

Ｈ添乗員：『おはようございまーす。今日も天気いいですね～。でも、ここ2～3日、天気はいいんだけど波が高くて入れない日が続いているようです。入れるかどうかは行ってみないことにはわかりません。』

キーボー：『こんなにいい天気なのにぃ？入れそうじゃない？』

Ｈ添乗員：『午後から風が強まるそうですが、朝は風もないようなのできっと大丈夫でしょう。それに統計上、朝一の方が波が静かで入れる確率がグーンと高くなりまーす。期待して行きましょう！万一入れない場合は、カプリ島の島内観光になりまーす。』

どうせ行くなら青の洞窟への入場確率が高い6月ということで、今回のツアーに参加したといってもいいくらい。青の洞窟が見られなかったら最悪ー。

カプリ島行きの船が発着しているのは、ナポリ港かソレント港。私たちはホテルからバスでナポリ・ベヴェレッロ港に向かい、高速船に乗りかえてカプリ島に向かいました。高速船なので約45分の船旅です。

ナポリから30㎞南、高速船で45分ほど、人口12,000人の小さな島。古代ローマ皇帝たちの別荘地だったそうです。

カプリ島に近づくと、観光客を乗せたモーターボートが小舟を曳航しながら航行しているのが目につくようになりました。モーターボートの観光客はこちらの高速船に向かって楽しそうに手を振っています。

H添乗員：『みなさーん！青の洞窟は入れているみたいでーす。戻ってくるボートのお客さんも皆笑顔ですし。船頭さんもOKサイン出しています。モーターボートがさらに小舟を曳航している場合は、中に入れる確率が高いということなんです。ダメな場合は小舟は曳航していませんから～』

ヒョウヒョウとキーボー：思わずガッツポーズ！！

カプリ島マリーナグランデ港に着いたら、港の中ほどにある船乗り場からモーターボートに乗りかえて青の洞窟へ向かいます。もしも洞窟に入れない場合は、チケット売り場のところに日本語で『入れません』の看板が出ているそうです。

今のところは大丈夫。でも相手は大自然、いつ波が高くなるかわかりません。

青の洞窟の入り口前で順番待ちの為、波間に漂いながら洞窟を出入りする小舟の様子を見ていました。洞窟から出てくる小舟をよく観察すると、全く濡れていない船と、逆に全身ずぶ濡れ状態になっている船もあります。・・・どうやらこの違いは「運」と船頭さんの腕の差によるものらしい。無傷ででてきた乗客は皆、満面の笑み、一方、ずぶ濡れ状態の乗客は憮然とした顔になっています。ウーン、当たり外れがありますねぇー。

いよいよ、私達の番がやってきました。船頭さん！よろしく頼みますよ～。

腕の良い船頭さんに恵まれたようで、濡れることもなく無事「青の洞窟」の美しさをこの目で見ることができました。しかし、私たちはラッキーでしたが、一歩間違えれば怪我をしそうな場所でもありますので油断大敵です。

私たちのツアーは36名、合計9隻での観光でした。9隻の中でも私たちは最初の方の船だったので大丈夫でしたが、段々とウネリが高くなってきたためか、後半グループの皆さんは、出入り口通過時にかなり海水を被られたようです。カメラの防水対策は絶対に必要です。風も強くなってきたので、どうやらクローズも時間の問題となったようです。

（その後の情報によると、お昼前には波が高くなり洞窟はクローズになったとの事。）

36名全員、青の洞窟の美しさに大感動はしたものの、洞窟への入退場の際に洋服が濡れたり、カメラやビデオが海水を被ってダメになったり、洞窟の壁にオデコがあたってて大きなコブができたりと・・・いろいろ悲喜こもごもの船内でした。

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