04日目 アルハンブラ宮殿と白い家の町ミハス(2013年3月9日)

今日の行程 

08:30 ホテル出発 グラナダ観光へ

    【世界遺産】アルハンブラ宮殿

    【世界遺産】ヘネラリーフェ庭園

 

その後 ミハスへ(約160km)

13:00 ミハス観光

 

15:30 その後コルドバへ(238km)

     

19:00 ホテル到着

 

ここを訪れなければ、スペインを訪れたと言い難い・・と言われるほど、スペインを代表する重要な世界遺産がアルハンブラ宮殿です。遠い昔、スペインを占領し栄えたイスラム王国の王宮を訪ね、一味違うスペインの文化に触れることができました。

 

 

アルハンブラ宮殿 

アルハンブラ宮殿の入場は、1日8,000人まで、30分おきに300人までしか入場できないよう制限されている。私たちのツアーは入場保証付きなので問題なく入れるが、そうでない場合は入場することは非常に難しい。それくらい人気の観光名所なのだ。

 

スペインには、8世紀からイスラム教徒に支配されていた歴史がある。コルドバなどの都市で、いくつかのイスラム王朝が生まれては消えを繰り返していた。そして同時に、キリスト教徒もレコンキスタ(国土回復運動)を行い対抗していた。そのレコンキスタが1492年に完了した場所が、当時のイスラム王朝のイベリア半島の拠点であったグラナダの街、及びアルハンブラ宮殿だった。

 

アルハンブラ宮殿は、観光順に大きく分けて

1.王の別荘があるヘネラリフェ

2.王たちの生活の場であった王宮

3.軍事施設があるアルカサバ

の3部分に分けられ、じっくり見ると半日以上はかかるそうである。

私たちがアルハンブラ宮殿を観光できる時間は約3時間。

さてどのくらい見て回ることができるのでしょうか?

水の音が心地よい庭園が見所 ヘネラリフェ

アルハンブラ宮殿に入場し、最初の観光エリアは王家の夏の離宮であったヘネラリフェ。

細長い泉池に軽やかな水しぶきが特徴的な「アセキアの中庭」など、緑と花と水に溢れた美しい庭園である。名曲「アルハンブラの思い出」はこの噴水の音から生まれたと言われている。

イスラム文化の宝庫 王宮

宮殿内で最大のハイライトといえるのがこの王宮。

イスラム建築に代表される彩色タイルや漆喰細工、アラベスクと総称される幾何学模様や草花模様の装飾、優美で清らかな噴水など、まるでアラブ世界に迷い込んだかのような錯覚に陥る。

ワインゲート

この門の面白いところは、ゲートの西側と東側のファサードのデザインが微妙に違っていることである。ゲートの東側のフアサードは、モザイクタイルの装飾が目を引く。一方、西側は渋めの装飾に中央の白い魔よけのお守り(talisman)のみ。このファサードの違いは、現在は独立して建っているこのゲートも、かつては城壁の一部であり、城の外と内を隔てるゲートであったことを物語っている。(残念ながら写真は東側のファサードしか撮れなかった)

メスアールの間

政庁を意味するメスアールでは、かつて執務や裁判が行われていた。王宮の中では最もふるいが度重なる改築の中で完成当初の姿は推測できない。キリスト教王の支配下になると礼拝堂へと改築された。

メスアールの中庭

床の中央に大理石の丸い噴水がある中庭。南側はコマレス宮のファサードで、壁面には色鮮やかなタイルと漆喰の浮彫りで埋め尽くされていた。

セビーリャがあるアルカサルの、ペドロ1世宮殿ファサードに似せて造られた。

アラヤネスの中庭

柱廊で囲まれた美しい中庭に、奥行き34.7m、幅7.15mの池があり、両脇の生垣に薄紅色の天人花(アラヤネス)が植えられている。別名はコマレスの中庭。

中庭の池が、宮殿を鏡のように映し出し、宮殿が水に浮かんでいるように見えて幻想的でした。当日は小雨交じりの肌寒い天気であったのが残念。青空の穏やかな天気だったらなぁ~。

大使の間

宮殿最大の広さを誇る大使の間では、外国の使節たちによる王との会見やレセプションなどの公式行事が行われていた。星がぎっしりと描かれた高い天井と、壁面全体のアラベスク模様の装飾が圧巻。北側の中央の壁は王の王座で、窓にはステンドグラスがはめられていた。

ライオンの中庭

中庭を含むライオン宮は王の住居。楽園を再現した中庭には水路が配され、124本の白大理石の列柱が取り囲んでいる。中庭の中央には口から水を噴出す12頭のライオン像の噴水がある。思わず写真を沢山撮りたくなるスポットである。

二姉妹の間、アベンセラヘスの間、大浴場

カルロス5世宮殿

レコンキスタ(国土回復運動)後にカトリック王によって建てられたルネッサンス様式の宮殿。

イスラム王朝の要塞 アルカサバ

ここはグラダナ王国建国以前にあった、一番古い部分。

この城塞は外城壁、内城壁、中庭、いくつかの塔などで作られている。兵士たちの住居や馬小屋だった基礎部分が見学できる。城壁のほぼ中央にある「夜警の塔」からは、白い家並みが続くアルバイシン地区などの素晴らしいパノラマを見ることができた。

白い家の集落 ミハス

「太陽の国」と言われるスペインの中でも、最もスペインらしい光景が広がっているのが、南スペインのアンダルシアである。フラメンコやひまわり畑、シエスタの習慣、白い村などなど。スペインと聞いてイメージするもののほとんどがアンダルシア発信といってもよいくらいだ。そんなアンダルシアの中でも、アルハンブラ宮殿やコルトバのメスキータと並ぶ有名な観光地に、「コスタ・デル・ソル(太陽海岸)」がある。全町350kmにも及ぶ、地中海に沿って続く海岸のことをさすが、ここには「白い村」が点在している。その代表とも言える町がミハスである。ミハスは海岸線に並ぶ「白い村」の中でも、少し上がった山の中腹にあるため、天気の良い日は、その向こうにアフリカも見ることもができるほどの素晴らしい眺めとともに、青い海と白い家のコントラストを臨むことができる。

 

私達がミハスを訪れた日は、残念ながら小雨交じりの空模様でアフリカ大陸も、青い海、青い空と白い家のコントラストも見ることができなかったが、ご当地名物の「ロバのタクシー」でのミハス観光はなかなか楽しいものでした。

コルドバのホテル アイレホテル コルドバ

本日の歩数は 15,034歩でした。