4/09 キャノピー体験とつり橋ツアー

モンテベルデは著名な観光地であり、日本からのツアーが必ずといっていいほど立ち寄る場所である。熱帯雲霧林が広がり、多種多様な植物や鳥類が観察できる場所として有名である。

 

モンテベルデは、『キャノピー・ウォーク』というアトラクションができる場所としても有名であり、世界中から体験希望者が集まってくる。そのような観光客目当てに5社のキャノピー会社が凌ぎをけずっているとのこと。

 

私たちは、今日まで「キャノピー」には全く興味を示していなかった。なぜなら

『キャノピーは若人達の遊びでシニアー世代には関係ない。間違ってやろうものなら、体調を崩したり、ケガをして病院のお世話になりかねない。だから止めとこう!』 と思っていた。

 

キャノピー ⇒ 若者のやるもの ⇒ 無謀なもの ⇒ 危険なもの ⇒怪我 ⇒ 死 ⇒エンディングノート ⇒ まだ書いていない ⇒ やばい ⇒止めておこう! という思考回路が働いていた。

 

ところが車の中で次のような会話が始まった。

 

加瀬さん:「せっかくコスタリカに来ているんだから、キャノピーやられたらいかがですか?」

ヒョウヒョウ&キーボー: 「・・・・・・・」 (!)

加瀬さん:「他の国ではあまり経験できませんよ。」

ヒョウヒョウ&キーボー: 「・・・・・・・」 (汗) 「怖くないですか~」(汗)

加瀬さん:「高所恐怖症ですか?」

ヒョウヒョウ&キーボー:「それは大丈夫ですが・・・・・・」(汗)

加瀬さん:「大丈夫ですよ!ウチのお客さんの中で過去に体験された方の最高年齢は、83歳の方ですよ。」 (!)

 

すでに加瀬さんは携帯電話を用意し、キャノピー会社に予約を入れる手はずを整えていた。

そういうわけで、私たちは予定していたスケジュールをちょこっと変更して、キャノピーツアーに行くこととなった。 そのときの動画はこちらからどうぞ↓ 

キャノピー体験

キャノピーとは

木々の香り、風や木の葉の触れ合う音を感じながら、鳥のさえずりや猿などの鳴き声、植物の生活を触れられるほどの距離と高さでワイヤーにぶら下がりながら進んでいく。

そもそもキャノピーとは「木のてっぺん、梢」の意味。それも飛んでいる鳥が眺める樹冠のこと。つまりキャノピーの楽しみは、日頃、人間が見ない角度から大自然を親しむことと理解した。

 

体験前に注意事項や禁止事項の確認、キャノピー中の姿勢、スピード調整の仕方、止まってしまった場合の対処方法などの説明があるので安心である。

 

私たちは2~3本程度のものと思っていたが、全コース11本もの長短コース+ターザンスィングを制覇し合計90分位のツアーを楽しんだ。

 

キャノピーの楽しさは天候に大いに左右されると推測される。

私たちは幸い天気に恵まれたが、もし、雨や霧が出ていて視界が悪い時に行ったとしよう、

それは拷問に近い苦痛を感じることだろう。荒天の時は無理しないで他のことをしたほうが良い。 また観光客の中にはサンダル履きで挑戦していた女性がいたが、キャノピー間の山道を歩いたりする場合もあるのでちゃんとした運動靴が望ましい。

キヤノピー中の景色がこれだ!

キャノピーツアーに参加する上での注意点など 雑感

以下の項目に当てはまる人はキャノピーはしないほうがよい と思う。

 

①高所恐怖症の方

(理由:動画をご覧の通り) 

 

②汗臭いニオイに敏感な方 

(理由:借用するヘルメット、厚手の手袋そしてハーネスなどは世界中の人の香り(汗)が十分に染み込んでいる場合が多い。また着用場所は体育館の男子更衣室のような青春の香りがすることがあります。夏の朝稽古で十分に汗が染み込んだ柔道着や剣道着の生乾きのカオリです。まずこれに絶える試練が最初に待ってます。)

 

③若い男性恐怖症の方 や 他人の力を借りることに耐えられない方

(理由:普通に滑れれば特に問題ありません。ただし万一、途中で止まった場合はチュウブラリン状態になります。自力でプラットホームまで辿り着く自信があれば大丈夫ですが、おそらく無理でしょう。その場合は、現地の若い体力アリアリのスタッフが、スルスルとそばに寄ってきて、あなたの足におもむろに足を絡ませ・・・・引っ張っていってくれることでしょう!この場合は情けない光景になりますがしかたがありません。そして助けていただいた場合はお礼として「相応のチップを渡しましょう。・・・私たちは小銭を持っていなかったので最後に渡しましたが、本当に助けてくれた人には渡せずじまいでした。 あの時助けてくれてどうもグラァシャス。

時折、不思議な金属音?が聞こえる? つり橋ツアー

キャノピーを楽しんだ後、つり橋ツアーにでかけた。原始林の中の大小8つのつり橋を自然と触れ合いながら散策するというもの。ここのコースは時折ケツァールが見られることがあるという。 トレッキングルートは整備されていて歩きやすい。散策コースとキャノピーコースが併設されているので、シューと音を立てて谷を渡っていく観光客の姿が見える。

 

散策中、森の彼方から不思議な金属音が聞こえてくる。

「ボーン」・「キーン、キーン」・・・・「ボーン」・「キーン、キーン」

??!!??「今の何」??!!??

暫く歩くと、違う方向から、「ボーン」・「キーン、キーン」。

 ??!!??「この音何」??!!??

 

加瀬さんが「今のはヒゲドリです。ヒゲドリの姿を写真に撮るのは非情に難しいです。」と説明してくれた。やはり、姿は見えない。 なんとも奇妙な鳴き声である。

 

鳥本で「ヒゲドリ」の姿を確認する。雄には3本のヒゲをもつ白と茶色のツートンカラーの渋い鳥である。声の大きさから近くで鳴いているようだが・・・。その声量は地球上に存在する生き物の中ではトップクラスで約800m先まで声が届くといわれている。

すると遠くの森の中から飛びたつ姿が見えた。しかし、遠くてヒゲなど全く見えない。当然、写真におさめることなど出来ない。

 

そんな「ヒゲドリ」を無性に近くで見て撮影したくなった。どうも私達はレアものに弱い。 しばらく森の中でヒゲドリを探したが姿は見られなかった。

バタフライ ガーデン

コスタリカに棲息するモルフォ蝶などを飼育しているバタフライガーデンを覘いてみることにした。

一見、蝶の飼育には縁がないように見える屈強なおじさんが、コスタリカで見られる蝶や珍しい昆虫などについて丁寧に説明してくれた。ここは珍しい昆虫がいっぺんに見られるのでお勧めである。特にお子様には喜ばれるだろう。

 

バタフライガーデンに目立たないように飾ってある写真には、秋篠宮様と一緒に写るおじさんの姿。

昨年の秋篠宮様コスタリカご訪問の際、おじさんが説明し一緒に記念撮影されたものらしい。全く人は見かけでは判断できない。

 

私たちが蝶の説明を聞いている間、加瀬さんはあらゆる情報網を駆使して「ヒゲドリ」がみられそうな場所を探していた。恐るべし加瀬さん!のプロ根性!

バタフライガーデンで見た蝶

バタフライガーデンのタランチュラ

伝統舞踊を踊るモンテベルデの子供たち

さすがモンテベルデ、色んな事が体験できる。バタフライガーデンからホテルに戻る途中、

とある学校の校庭で「コスタリカ舞踊」発表会?なのか、多くの小学生、その家族たちが集まって楽しんでいる現場にでくわした。

楽しそうなので、車から降りてフェンスの外側から校庭で踊るかわいい子供たちを見ていたら、学校関係者か、「こっちへきて中から見なさい」と手招きされた。 お言葉に甘えてヒョウヒョウとキーボーは校庭に入り、子供たちの踊りを暫く眺めていた。相当練習したのだろう。みんな上手に踊れていた。

 

小学生くらいだろうけど、大人っぽい・・・・特に女の子は、大人?と勘違いするくらいなのだ。 そして、コスタリカの人々は陽気で明るい!

 

コスタリカの民族舞踊

モンテベルデで立ち寄ったお食事処