4/04 マヌエルアントニオ国立公園経由で                カラーラへ移動

今日からセマナサンタが始まり観光地は混雑するらしい。またコスタリカ人は休暇となるとこぞってビーチに出かけることが多い。つまり首都サンホセから程近い海水浴場として有名なマヌエルアントニオは、すごく混むことが予想される。 

 

マヌエルアントニオを当初の旅程にいれたのは、コスタリカ内でナマケモノが見られる可能性が一番高いからであった。そのナマケモノもあっさりシレナで素晴らしい姿態を観察し写真やビデオに撮ることができた。つまりあえて混雑するマヌエルアントニオは行かなくても問題ない。加瀬さんとの昨晩の打ち合わせでは、マヌエルアントニオを外すということであれば、カララまでの移動時間は短いので 遅めの朝8:00出発でOKということになっていた。過酷なシレナの疲れをとるというやさしい旅行社側の心配りが感じられた。

 

8時出発の体に優しい予定を組んでもらったにも関わらず、4時頃に目が覚める。

出発の8時までまだ4時間もある。昨晩の打ち合わせではマヌエルアントニオには外して構わないということにしたが、人気観光地であるこの地をやはり見ておきたいという衝動に駆られ、「悪いなぁ~」と思いつつ加瀬さんを4時に叩き起こし、出発を6時に繰り上げてもらった。

加瀬さんは8時出発ということで、すっかり夜更かししてしまっていたようで、爆睡中だったようだ。 優柔不断なひどい客で申し訳ありません。いやな顔ひとつせず、客の要望を快く?聞いてくれた加瀬さんに感謝。 ありがとう!

 

シエルペからマヌエルアントニオまでは車で約2時間。左側の車窓からキラキラと輝く太平洋を眺めながらのドライブは気持ちが良い。また早い時間に出発できたので心配された渋滞もない。今日も面白い1日となりそうである。

 

マヌエルアントニオ国立公園 散策

マヌエルアントニオ公園はさすがに人が多く、コルコバード国立公園とは全く違う。都会から気軽に行ける観光地という感じ。人の手が完璧に加えられている公園で「自然派」にはちょっと・・・・・ナンダカナー ・・・・・・という感じ。

 

家族連れ、恋人同士、団体客などセマナサンタの休日を利用したレジャー客が多く集まりつつある。

それにしてもビーチで肌を露出して歩いている女性はグラマーな人が多い。

ヒョウヒョウはナマケモノを見るより、ビーチをずっと見ていたい感があったが我慢して入園券を買って入場。

 

ナマケモノ3固体を確認できたがどれも状態が悪く、残念ながら撮影に適した個体はいなかった。加瀬さんがシレナでナマケモノに逢ったとき、「こんないいナマケモノはめったに見られません」と言っていたことを思い出した。まるで枝に絡まったぼろ雑巾のようで、教えてもらわないとナマケモノりとわからない。

マヌエルアントニオ公園の風景

泳ぎたくても泳げないマヌエルアントニオの海・・だって海にワニがいるんだもん

なんと綺麗な海水浴場の浅場に大きなワニが3匹、泳いでいるのが見えました。

本来であればセマナサンタ中の海水浴客で大混雑する海も、迷惑なワニの出現で意外に静かでした。もし日本で起こったら大騒ぎになること間違いなしだが、ここでは何故か皆冷静。

その後ワニがどのようになって、いつ海水浴客が泳げるようになったかは確認していないが、さすがに観光の妨げになるのでキチンと対策がなされていると思います・・・・。

マヌエルアントニオのナマケモノ (コスコバードのナマケモノとの写真比較)

左がマヌエルアントニオで出逢ったナマケモノ、右がコルコバードで出逢ったナマケモノです。

どちらのナマケモノをご覧になりたいですか?そりゃ右の写真のようなナマケモノですよね。

でも、右の写真のようなはっきりとナマケモノとわかる姿を見るのは、超ラッキーだそうです。

大体のナマケモノは、左の写真のような雑巾状のナマケモノだそうです。初めて見る場合、

『エッ、何処どこ、何処にいるの~?。え~あれが~。ウソー。ぜんぜんワカラナイ』って感じ。

アカハシムナフチュウハシ

木の実を一生懸命巣に運んでいる一羽のアカハシムナフチュウハシを見つけました。

巣から顔を出し辺りを見渡し⇒実を採りに飛び立ち⇒実を加えて巣の近くの枝に止まり様子を伺い⇒安全を確認して巣に入る という動作を繰り返していました。

タルコレス川のボートツアーで鳥見三昧、ワニ見三昧

混み始めたマヌエルアントニオ国立公園を早めに切り上げ、カララに向かう。

正午前にカララに到着。やはり「早起きは三文の徳」。渋滞を避けることができた。

ホテルカララに早めにチェックイン、荷物を置いてボートクルーズのお店にいって昼食をとる。

暑かったのでレストランの冷たいアイスレモンティが美味い!

 

昼食をとっているとなにやらカミナリの音が遠くから聞こえる。昨日も午後から強い雨が降ったらしい。バードウォッチングにはカミナリは最悪である。

私たちは早めに昼食を切り上げ、ボートクルーズに出発することにした。

幸い雨にも降られることなく、貸切ボートで約2時間のツアーをゆっくり楽しむことができた。

 

水鳥中心に見られる鳥たちの種類が多い上、多くの巨大ワニも棲息しているので楽しい。

川岸の葦の茂みや水中から何が飛び出すかわからないワクワク感がある。

また川に潜むワニに餌(ニワトリ)を与えるショーもあり、すごく楽しめるものであった。

 

ボートクルーズで出会えた水鳥たちの写真はこちら↓(ピンボケはご容赦願います)

タルコレス川のクロコダイル

エサに集まる猛禽類たち

カララホテル

カララホテルには水洗トイレ、温水シャワー、TV、クーラー、扇風機などがあった。

ホテル前の海辺を散策。潮が引いた潮溜には、海鳥達が餌を求めて舞い降りてくる。

上空をグンカンドリが悠然と飛び、コンゴウインがギャー・ギャーと鳴きながら飛び去っていく。日本では絶対に見られない光景である。海面にキラキラ光る夕陽が綺麗だった。

 

明日からの旅行は、パロベルデ、モンテベルデ、アレナルなど、太平洋岸エリアから内陸部へと移っていく。道路事情も舗装道路が少なくなりオフロードが多くなるそうだ。

オフロード車に乗り換えるため加瀬さんはサンホセに帰り、明日朝、再びホテルまで迎えにきてくれることとなった。