01日目　モスクワ経由ローマへ（６/24）

出発日の10日前頃、Ｈ旅行社から最終旅行日程表が届いた。今回の旅は利用航空会社が直前までわからないという、一種のギャンブルツアー。ヒョウヒョウは日程表をワクワクしながら開いてみる。アエロフロート・ロシア航空0263便でモスクワ経由でローマ入り・・・・・・（しばらく絶句）

『エェェェェ～～ッ！　アエロフロート・ロシア航空？・・・』

「アエロフロート・ロシア航空」は機材が古く安全性も不安、そして乗継地モスクワは約35年前の3月に立ち寄った際のマイナスイメージ（低く黒い雪雲がたちこめ、滑走路脇には３ｍ以上の雪の壁で覆われていて、待ち合わせロビーでは銃を構えたソ連の兵隊さんが警備している）が強く、できれば避けたいと思っていた航空会社の一つだった。

『な・なんてことだ～！　よりによってアエロフロート・ロシア航空！』

きつくても南回りのキャセイにしとくべきだったかなぁ～～と、ちょっと後悔。

でも後には引けない！きっと今は「快適で安全なアエロフロート・ロシア航空」になっているはずだ。そしてモスクワ空港も当時と違って変わっているだろうと・・・信じて・・・。

いつも通り、早朝のリムジンバスに乗り成田空港へ向かう。約90分弱で成田空港に到着。集合時間の10時まで約3時間、3月のスペイン旅行の際に利用した不二家は7時を過ぎても何故か開店しなかったので、ロイヤルホストで朝食をとったりして時間調整。こういう時、モーニングセットのコーヒーお替り自由サービズは本当に有難い。

集合時間の30分前に受付カウンターに行ってみると、ツアーの受付がすでに始まっていた。毎度のことながら、世界各地に飛び立つ元気なシニア層の方々が大勢いらっしゃることに驚かされる。

カウンターで待っていたのは佐渡ヶ島出身の男性添乗員Ｈさん、お名前が大変珍しい。

海外旅行で男性添乗員さんにお世話になるのは、2008年のスイスのトレッキングツアー以来2回目である。30歳台前半の若い真面目そうな添乗員さんのようなので、内心「大丈夫かなぁ～、面白いかなぁ～」とちょっと心配。

しかし、カウンターでの説明は聞き取りやすかったし、意外としっかりされていて好印象。なんといっても団体ツアーの楽しさは、添乗員さんによっても大きく左右される。

さあ、ご夫婦７組、お友達同士1組、９名のお一人参加そしてＨ添乗員さんの総勢36名の団体旅行のはじまりである。 

機種はＡ330－300。結構新しい機材のよう。日本語を話せるロシア人のＣＡさんも搭乗しており、食事もまあまあで何の不自由もなく快適に過ごせました。ヒョウヒョウとキーボーのそばの席に、たまたま男子7人制ラグビー・ワールドカップ・セブンズ2013モスクワ遠征チーム(http://sevens.rugby-japan.jp/japan/2013/id20301.html)

が乗り合わせており、桑水流選手、トゥリキ選手、オペティ選手などそうそうたる

日本代表メンバーと一緒に空の旅を楽しみました。

10時間後の現地時間17時30分　ソフトランディングでモスクワ国際空港に到着。

シェレメーチエヴォ（モスクワ）国際空港は、乗客数と取扱い貨物数でドモジェドヴォ空港に次いで2番目に大きい空港です。アエロフロート・ロシア空港のハブ空港です。

残雪もなく寒くもない初夏のモスクワ空港はすっかり近代化が進み、昔の寒くて暗らーいイメージとはかけ離れていました。私たち総勢36名は、ここでの乗継時間を利用して点呼を兼ねた初顔合わせとなりました。まだまだ皆さん緊張気味です。

モスクワからローマまでは約4時間。たまたまなのか利用客は少なく3人掛けの席を独り占め、フルフラットに近い状態で横になって休むことができました。いやぁ楽ちんでしたー。アエロフロート便っていいかも・・・。

ローマ国際空港には21:35頃到着。入国審査はパスポートも見せずにスルー。こんなんで本当にいいのかぁ～という位、いい加減といえばいい加減。『これじゃ、イタリアに入国した証がパスポートに残らないじゃない』と、キーボーは残念がっていました。

今日の泊りはラッキーなことに空港からバスで1時間もかからないところ。23時前にホテルに到着することが出来ました。南回り便だったら今頃はまだまだ飛行中。北回り便に変更して本当に良かった！私たちは、明日からの観光に備えてすぐ爆睡しました。

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