08:30 ホテル出発 ドンキホーテの舞台 ラ・マンチャ地方へ(285km)
11:30 ラ・マンチャ地方の白い風車群
カンポ・デ・クリプターナ 立ち寄り 観光
12:30 その後、グラナダへ(287km)
13:15 農家を改造した田舎のレストランで昼食
18:30 グラナダのホテル ロスアンヘルス到着
今日はバレンシアからアルファンブラ宮殿のあるグラナダまで、約572kmの長距離移動。
道中、ドンキホーテの舞台となったラ・マンチャ地方カンポ・デ・クリプターナの白い風車群を観光。その後農家風レストランで「ドンキホーテメニュー」といういかにも観光地らしいランチを食したが、これはヒョウヒュウ、キーボーとも結構美味しく頂くことができた。
グラナダ近くでは、真っ白な雪を被ったシエラ・ネバダ山脈の山々が私たちを出迎えてくれた。ラッキー。
スペインでは古くから風車が利用されてきた。ドン・キホーテの舞台の中心となったラ・マンチャ地方は風が強く、16世紀頃から粉引きの動力などに風車が利用されてきた。
物語の中で、ドン・キホーテが風車を邪悪な巨人だと勘違いし突撃するシーンは有名である。
車窓から見る景色も、ラ・マンチャ地方に近づくにつれてどんどん変わっていく。
丘陵の風が通る場所には巨大な近代的風車群が現われる。スペイン中央部に位置するラ・マンチャ地方は年間を通じて乾いた風が吹き抜けることから風力発電が盛んである。実はスペインは世界屈指の近代風車大国なのである。
ドン・キホーテが巨人「ブリアレーオ」の長い腕と見間違えたのは、カンポ・デ・クリプターナの丘に並び立つ巨大な風車の羽根だった。昔はこの風車は小麦を挽くために使われたもので、現在は10基保存されている。
カンポ・デ・クリプターナに着くやいなや、雲行きが怪しくなり、傘も役にたたないほどの激しいスコールに見舞われずぶ濡れ状態に・・・。しかし、しばらくするとすぐに晴れ間が広がるといった天気だった。これも風車群の設置に適した?「風の強い場所」特有の現象であろう。
カンポ・デ・クリプターナの白い風車群を1時間弱観光した後、近くにあるドン・キホーテをモチーフにしたレストラン「ラ・ブランクィーリア La Blanquilla」に立ち寄り、昼食をとった。
まるでドン・キホーテの時代にタイムスリップしたかのような雰囲気のあるお店で、ラ・マンチャ地方の郷土料理を堪能することができた。敷地内には古農具類が置かれ、ロバやブタや鶏がのんびりと戯れ、小さな草花が花をつけ、黄色いミモザの花が咲くなど、一足早い春の訪れを肌で感じることができた。
南スペインの人気観光スポット、アルハンブラ宮殿があるグラナダの街は、スペインを占領したアラブ人が、11世紀から15世紀まで首都としていたため、今でもイスラム文化の名残りがあり、今でも街にはイスラムの歴史が生きています。
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