昨夜から雷を伴う雨が明け方まで降り続いていたが、幸いなことに7:00頃にあがってくれた。
午前中は予定通りOTS内を散策した。雨滴がついた森の木々や草花は、朝陽を反射させキラキラと輝いていた。吊り橋の下を緩やかに流れていた川は、昨夜からの大雨で茶褐色に濁り、上流から倒木などを運ぶ川に急変していた。
もうすぐ5月。雨季に入ると午前中は天気、午後はスコールというような日が多いと言う。昨日のような透明な緩やかな川は、雨季が明けるまでしばらく見られないのかもしれない。
森を歩くと雨上がりのせいか、小鳥達のさえずりも活発でイロイロな種類の鳥を見ることができた。
OTSで昼食をとった後、私達は首都サンホセに向かった。
途中、ブラウリオ・カリージョ国立公園に隣接しているアエリアム・トラムに立ち寄り、野生動植物が多く棲息する熱帯雨林の樹冠を、空中ゴンドラに乗って観察した。
大雨の中、ゴンドラによる空中三歩を十分楽しんだ?後、私達は一路サンホセの町を目指した。外の景色は次第に都会の景色へと変わっていく。
もうすぐ19日前に出発した「サンホセ」だ。
都心に近づくにつれ車線数が増え、荒っぽい転をする車も明らかに多くなる。
コスタリカは事故が多いようで毎日のように事故処理中の現場を見た。交通マナーは無いに等しいのかもしれない?
日本人は、コスタリカ(特にサンホセ)では車を運転しないほうがおそらく良いだろう。
また道路には、危ない運転者だけでなくところどころに明らかに「変な人」がいる。
例えば 、信号待ちになったとたん花を売りにくる女性や、新聞を売りにくるおじさん。 早朝から激しくファイヤーダンスを踊る若者達・・・。
一般車道をフラフラと夢遊病者のように歩く人など。
サンホセの路上は大道芸人の舞台のようだ。
サンホセではないが、こんな集団物乞いにも遭遇した。
10m幅位の道路の両サイドにオバサンがたっている。オバサンは車が近づくとおもむろにロープを引っ張る。するとロープの中央には「STOP」という看板。
これを見て運転者が車を止めると・・・「ねえ、お金チョウダイよー!」。 と・・・なんと大胆なんだー。
それも一見、普通のオバサンに見える人達。もう信じられない!
で、これを避ける方法はロープが張られていても決してひるまないことらしい。
何気ない顔で通過する。そうすればオバサン達は「コイツラは駄目だわ!」って感じでロープを緩めるようだ。
私達の前でこれをやられた時は???一瞬目が点になった・・・ でも加瀬さんは決して止まることなく安全速度で通過した。 さすがコスタリカに永年住んでいる方は違う。
コスタリカ最後の夜は、サンホセの高台にある知人宅に泊まる。
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